全世界マップが前提
( 特に「 戦下の世界 」)
極東、欧州、北米、南米、アフリカなどなど
地域統一系国家をやって思ったことを記入。
そもそも地域統一の意味は?
敵や味方が入り乱れると非効率的な軍配置や経済開発を強要されてしまう。
また、裏切り、不意打ちによる防衛のリスクも無視しがたい。
そこで本国周辺を地理的な境界に至るまで統一することにより、安全性と国土運用効率の飛躍的な上昇が見込める。
地理関係が単純化されるので、戦略も立てやすい。
戦勝点にして 700 前後の大領を準本国として扱えるのだ。
あとイメージプレイが捗って楽しい
国境も綺麗で嬉しい
国土分類
海との接し方が重要。
島嶼型、半島方、独立大陸型に大別される。
( アフリカやユーラシア南部統一はやや複合的 )
島嶼型
大東亜共栄圏的なモノ。
複数の大型島嶼が ばら撒かれ、たまに大陸沿岸部も混じる形式。
半島型
欧州統一国家、ユーラシア南部統一国家などが該当。
海に挟まれ、大陸との接続が 1 箇所ある。
文字通り半島な立地。
独立大陸型
北米、南米、アフリカ ( やや半島型より ? ) が該当。
実質四方を海に囲まれた巨大島。
実現難易度
どれも違った難しさがある。
個人の趣向によるだろう。
島嶼型
ひたすら時間がかかる。
速度が命の序盤でもっさり海上移動を繰り返すことになる。
戦艦がなければ上陸も危険なので、対 AI にさえ平時のうちに上陸展開する居直り強盗プレイが必要。
戦艦があればあらゆる意味で捗るのだが、これを揃える負担は尋常じゃないのでどのみち拡張は遅い。
ただ、島嶼は棲み分けがしやすく、大陸沿岸部に手を出すのも漫然とした区切りでいいので、拡張過程で同盟国を作っても邪魔になりにくい。
半島型
早いが安定しない。
狭い方の海や大陸との接続部を経由して、序盤から他勢力が入ってくるので、統一には外交手腕と速攻が要る。
海で区切りがあり、また大陸方面へは自由に拡張できるので発展性はピカイチ。
しかしきっちり統一できないと、敵本国と近い橋頭堡はフル稼働して自国を脅かしに来るので、妥協が許されない。
拡張過程で同盟国を置くのも、統一を邪魔され将来の禍根となる不安があるので難しい。
独立大陸型
困難。
統一予定の大陸内に同盟国をおけないので、統一は速さが命の地獄となる。
モタモタすると他大陸から侵入され、橋頭堡を作られるのでこれまた危険。
他の大陸からの序盤侵入が考えにくく、また外部とは同盟しやすいのが救いか。
おおよそ固めた後なら、他大陸勢力を孤立しがちになる橋頭堡から追い出すのもラク。
経済力
本体の能力は
独立大陸型>半島型>島嶼型
将来性は
半島型>島嶼型>独立大陸型
島嶼型
本体は最悪。
将来性も微妙。
首都から近い位置に大量の土地を抱えるのが理想なのに、海が挟まるので治安効率がダダ下がりとなる。
拡張先も遠隔地となるので、発展余地はまた少ない。
港を大量使用できる特徴はあるが、石油を使うのでお得とも言い難いところか。
半島型
本体は普通。
しかし将来性は最高。
半島の本体は細長く伸びる傾向があるので、首都立地をうまく考えないと治安効率が落ちる。
ただ、他大陸への陸路海路のアクセスは良いので拡張余地は最高。
将来的にソロ勝利を狙うなら最適の選択か。
独立大陸型
本体は最高。
将来性は最悪。
本国の立地を大陸中心の沿岸部にうまく決めておけば、大陸全体を治安の有効圏内にぴったり納められる。
首都近辺に大量の領土を固められるので、経済効率が極めて良い。
しかし大洋を隔てる関係上、拡張性は最の悪。
勝利ポイント以外の利益はないと思って良い。
経済面では大陸本体だけが頼りだ。
防衛適性
兵力の運用効率に直結する。
守備隊が遊兵化しかねないからだ。
独立大陸型≫島嶼型>半島型
島嶼型
陣地防御には向いていないが、機動防御には向いている。
カウンター型と言うべき、やや変則的な性質を持つ。
全土を完璧に守ることは不利なので、最重要地域以外は「 取られてから取り返す 」形になりやすい。
陸域と水域が入り混じる地形のため、機動の際は陸上部隊、水上 / 水中部隊ともに行動範囲において大きな制約がある。ゆえにいずれの種別にせよ他の領域より戦場で孤立するリスクが大きい。
一方、海軍力の最小単位たる艦艇と陸軍力の最小単位たる各種銃砲類では、個々の有する戦力に大きな隔たりがあり、多くの場合で艦艇の方が優位を占めやすい。
ゆえに陸上部隊は比較的不利な状況に陥りやすく、特に海上優勢を取られている側は絶望的な条件で戦闘に突入することも多くなりがちである。
領土がことごとく沿岸である特性もあり、総じて海上兵力の運用効率が最高。
機甲軍の代わりにすらなるのでゴリゴリ整備すると良い。
陸上兵力は分散しても強襲上陸を防げないので、優先順位を考えてある程度の土地 ( 島 ) の防衛は諦めねばならない。
本国と、少し離れた重要地域の 2 箇所あたりに集結し、残りは空き地にして、取られてから封鎖、逆上陸すると良い。
あえて内海に引きずりこみ、相手の主攻を殲滅する形の戦闘が理想と言えるだろう。
日本帝国の結論は真理
半島型
防衛適性は最悪。
繋がっている陸地、幅の狭い大洋からジャンジャン侵入される。
ある程度の面を極地や大洋で安全化していないとまともに防衛できない。
同盟国も活用しよう。
本国周辺に陸軍兵力を常駐し、防衛戦に備える必要がある。
特に海上兵力は悲惨で、半島を大回りしないと展開ができないために戦闘効率が絶望的。
機動力欲しさに海爆に頼るハメとなることもある。
上陸阻止は困難なので、陸空への投資が一番大事だろう。
独立大陸型
防衛には最高の立地。
よく密集した守りやすい領土と、これを外界から隔離する大洋とが両方合わさり最強に見える。
陸軍はどこに置いていても大丈夫だし、海軍も両洋に分割する必要こそあるが、守備範囲を絞れるので効率が良い。
空軍も端から端までビュンビュン機動可能。
ぶっちゃけ侵攻は不可能に近いものがある。
攻撃適性
連合勝利ならあんまりいらない能力。
半島型>島嶼型≫独立大陸型
島嶼型
割と高い。
海上兵力に偏重できるので、この点で外征能力が結構ある。
「 後の先 」で防衛する関係上、すっぱり防衛戦力を引き抜けるので陸軍も外征しやすい。
半島型
極めて高い。
攻撃目標には困らない。
……が自国防衛に多くの努力を要求されるので外征に集中できないことも。
また、海上兵力も整備しにくいので海を渡るのは不利。
同盟国をうまく活用して弱点を克服するべし。
独立大陸型
低い。
守りに向いた地形は、ぶっちゃけ攻め出るには良くない。
本隊をお留守にしても良いのは結構なメリットだが、大洋を渡る形となる遠征は補給が極めて困難。
同規模の相手にはまず勝てないので、せいぜいが格下狩りとなる。
海の向こうに同盟国を作って、自分は援軍として行動するのが最良だろう。
大体アメリカンな思考になるが、これは真理